福岡・大橋「しもむら内視鏡クリニック」の「便秘外来」のページです。

そもそも便秘とは？

便の状態は食事や生活習慣に左右されるため、誰しも一度は「便が硬い」「便が出づらい」といった体験をしたことがあると思います。このように、便秘は非常に身近な症状であるからこそ、「わざわざ病院に行くほどではない」と考える方がほとんどなのです。

しかし、便秘の人は心筋梗塞や脳梗塞、脳出血を起こしやすく、排便がスムーズな人と比べて死亡率が高くなるというデータがあります。

また、市販の便秘薬の多くは無理やり大腸を刺激して排便を促すタイプであるため、常用するとかえって大腸の動きがにぶくなってしまう場合があるのです。

一時的な便秘であれば問題ありませんが、「週に3回以上便が出ない」「しばしば便が出しにくい、残便感がある」という方は、一度専門の病院を受診してみましょう。便秘の症状は人それぞれ異なるため、当院では患者様のお悩みに合わせてオーダーメイドの治療法をご提案いたします。

肛門を通り抜けられる便の太さは限りがあります。適度なやわらかさを持つ便であれば形状を変えることができますが、硬い便は肛門に引っかかってしまうためスムーズに排出できません。すなわち、直腸まで便が運ばれてくるものの、大きすぎて出口から出られないという状態です。

• 便が出かかっているのに出ない
• 便意を感じない
• 便意はあるが、タイミングを逃すと出ない

摂取した食べ物は、最終的に大腸にて水分が吸収され、その残りカスが便となります。通常は食事から平均24時間ほどで体外へ押し出されますが、大腸の動きが低下していると便がその場に長時間とどまり、水分が余分に吸収されてしまいます。すると水分を奪われた便はどんどん硬くなり、スムーズに排出できない状態になってしまうのです。

• 便がコロコロしている
• 腹痛
• 肛門からの出血

ストレスや生活習慣の乱れなどによって自律神経が乱れると、腸の動きが悪くなる場合があります。すると便が硬くなり、排便時に強い腹痛が生じることもあります。「普段は快便なのに、仕事で忙しい時期などに便秘になる」という方は、自律神経の乱れが原因かもしれません。

• 便がコロコロしている
• 強い腹痛

慢性的な便秘の裏側には、大腸がんや虚血性腸炎など、大きな病気が隠れている危険性もあります。そのほか、糖尿病や甲状腺機能低下症、パーキンソン病やうつ病などが原因となる場合もあります。とくに大腸がんは命にかかわるため、注意が必要です。

• これまで快便だったのに、1年以内に便秘が悪化している

腸内フローラとは、腸内細菌の種類やバランスのありさまです。腸内には約1000兆個の細菌がすみついており、1000以上の種類があると言われています。腸内環境を正常に保つためには、この腸内フローラのバランスを整える必要があります。

腸内フローラのバランスが乱れると、便秘だけでなく、大腸がんや潰瘍性大腸炎などのリスクが高まることが判明しています。

• 便秘や下痢、肌荒れや慢性的な体調不良がある

「便の量が少ない」「排便時に腹痛がある」など、ひとくちに「便秘」と言ってもその症状は実にさまざまです。当院では患者様一人ひとりに合わせて、オーダーメイドの治療法をご提案いたします。

基本的には食事・運動・生活習慣の改善についてアドバイスさせていただくとともに、症状に合わせた内服薬を処方いたします。内服薬の種類や量は患者様ごとに細かく調整し、快適なお通じをサポート。漢方薬を組み合わせた治療にも対応しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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